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なまこ壁の写真  江戸時代初期に武家屋敷に始まった“なまこ壁”は、強固な瓦と1200年以上の耐久性を持つ漆喰を使い、防災壁として高い耐水性、耐火性や耐久性を備えています。
 又、その重厚な意匠は日本文化の継承と生活の豊かさの象徴として庶民にも広がり、芸術性の高い装飾として、受け継がれてきました。

 しかし、戦争、洋風文化の流入(セメント材等)により、手間も費用もかかるなまこ壁のその数は激減してしまい、今では旧家が所有している蔵や古い町並みに残るだけとなってしまいました。
 また時代の合理性、工期の短縮化の要求により職人からけえんされ、なまこ壁の制作ができる熟練の職人の数が減少してしまったのも、現存するなまこ壁の数の減少に拍車をかけてしまいました。

工程写真  本来の“なまこ壁”は、左写真のように土壁などに瓦を貼り竹釘で固定し、その目地に幾重にも漆喰を施し鏝で仕上げていく、高度な技術を必要とするもので、24回にもわたる工程と多くの日数が費やされて造られるものでした。
 その為、技術的に大変難しい剥離の原因となる問題点があり、年数が経った今、修復の必要のあるものが多くなっています。



 また、シックハウス症候群などで化学薬品などを合成してつくる建材が問題となる中、建材として千年以上もの歴史を誇る漆喰が見直され、改めてその有効性が認められつつある漆喰を当社は研究し、その魅力を何とか製品に生かせないものかと思考錯誤してきました。
 そんな中、日本建築の結晶とも言える「なまこ壁」の魅力に目を向け、当社では従来工法の中で瓦と漆喰の接着力の強さを強硬なものにして、日本古来の在来工法そのままに「技、意匠、美」を現代に残すべく、施工容易な工法を使った『漆喰美仙』を開発しました。
 漆喰100%使用のなまこ材を使った『漆喰美仙』は、在来工法以上の強度を誇り、また機能性・施工性に優れ、今までない意匠の可能性を秘め、皆様の元にご提供することが可能となりました。



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